症例報告32 統合失調症 双極性障害 女性 10代後半
小学生のころから幻聴がありました。当院に来院されるまできちんとした治療はなされませんでした。
幻聴、監視されている考えが漏れる(考想伝播)、思考奪取、悪口を言われる、などの陽性症状とともに気分の上下が強く家族に対し乱暴暴言が見られました。一時ラモトリギンが投与されましたが湿疹が出たため中止となりました。磁気治療を希望されましたが、症状が強いため向精神薬との併用で開始しました。
寛解まで磁気治療40回を要しました。現在最少量の薬物療法を行っていますが、精神症状ほぼ消失、 気分は安定して穏やかになり、大学受験に成功し充実した大学生活を送っています。