日本は世界に先駆けて超高齢化社会に到達しました。それに伴って
悪液質、サルコネペニアが注目されていますが、予防医学としての観点から
フレイルFrailtyが注目されています。
フレイルとは、正常高齢者と要介護高齢者の中間に位置するものと捉えられ
2通りの診断基準があります。


疲労:疲れやすいですか
レジスタンス運動:階段を一気に登ることが出来ますか
有酸素運動:1ブロック休まずに歩けますか
疾患の集簇:持病が5つ以上ありますか
体重減少:過去5年間で5%以上の体重減少がありましたか


体重減少
疲労感
活動度の低下
身体機能の減弱(歩行速度の低下)
筋力の低下(握力の低下)


いずれの診断基準も、5項目中3項目もの以上あれば、
フレイルと診断されます。

状態把握は進んでいますが、対策が遅れているのが現状です。
そんな中で漢方の人参栄養湯がお勧めです。
人参栄養湯は代表的な補剤で、ガンの緩和治療では、全身状態の改善、
抗がん剤、放射線の副作用防止、疲労の改善に使用されています。

構成生薬の成分から
抗炎症作用
疼痛軽減
ストレス軽減
食欲増進
サルコぺニア防止(筋肉増加)
情動行動の改善
神経細胞保護作用
動脈硬化予防
骨量改善
認知機能の改善

の効果が報告されています。

いわば若返り効果であり、アンチエイジングとしても利用可能です。

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