症例23 アルハツイマー病 女性 70代後半
1年前に認知症の診断を受けた方で、半年前から症状が強くなり記憶が不確かで、新しい記憶が持続しないようになりました。今日の日付が言えない、計算ができない、ほんの2、3分前のことが思い出せない、などの症状が顕著に出ていました。また表面上は明るい方ですが、心理テストから軽いうつ傾向がみられました。
磁気治療前MMSEは18で非常に低い点数でしたが、20回磁気刺激後は25まで回復し、文章構成力も刺激前は18文字の単文でしたが、刺激後48文字・読点2個の複文が構成できるようにました。うつ傾向も正常に復しました。現在この状態を維持するため2週間に1回の維持療法を行っています。